睡眠に良い香りとは?
先日、お客様から、このようなご相談をいただきました。
- 眠りが浅く、夜中に目が覚めてしまう
- 仕事中に眠気が襲う
お勧めの香りは何ですか?
という内容です。
実は私も、ここ数か月同じような症状で悩んでいたので、
お気持ち、すごく分かります。
そこで今回は睡眠にオススメの香りについて、
当店が提携しているアロマセラピスト(IFPAクリニカルアロマセラピスト※ 柴崎雅美さん)に聞いてみました。
※IFPAとは
世界40ヶ国以上で数千名のプロのアロマセラピストが所属する
英国最大、世界最高水準のアロマセラピスト協会
【注意点】
この記事に記載している「期待できる効能効果」は医学的なことではなく、
その種類の持つ芳香成分によってもたらされる効果として
アロマ業界で一般的に語られている内容です。
睡眠にオススメの種類
●フラワー系
フラワー系は貴重で、10mlのエッセンシャルオイルには
新鮮な花が十キロ以上です。
本物であれば高額になりやすく、
そのせいか、偽物(化学香料が混ざっていたりエタノールで薄められている)も非常に多く出回っているので、注意が必要です。
安くて人気の「エッセンシャルオイル」を分析。そこで分かった衝撃の事実とは?
ラベンダー
ラテン語名:Lavandula angustifolia
期待できる効能効果
- 鎮静効果があり、リラックスできる
- 不安や緊張を緩める
イランイラン
ラテン語名: Cananga odorata
期待できる効能効果
- 鎮静効果
- ストレス緩和
※注意点
イランイランの香りは好き嫌いが分かれます。
苦手な場合は柑橘系とブレンドするのがお勧めです。
ローズゼラニウム
ラテン語名:Pelargonium graveolens
期待できる効能効果
- 心身のバランスを整える
- ホルモンバランスを整える
香りの特徴
当店のローズゼラニウムは花と葉から抽出しており、
バラのような、だけどスッキリとした爽やかな香りです。
バラの香りが苦手な方も多いのですが、
それは化学香料で再現された香りが一般的だからかもしれません。
バラのエッセンシャルオイルは非常に高価。
手に入りやすい価格帯のバラの香りのエッセンシャルオイルや香水は合成香料であるはずなので、
本当のバラのエッセンシャルオイルの香りをご存知の方は少ないはずです。
本物であってもバラの種類によっては「良い香り」とは言えない物もありますが、
いずれにせよ他の種類のエッセンシャルオイルと同じ程度の価格帯のものは
本物ではあり得ません。
●柑橘系
柑橘系のエッセンシャルオイルは、
皮を圧搾法で製造するものが多いため、フラワー系と比べると安価に製造することが可能です。
当店の調査でも、
本物のエッセンシャルオイルとアロマセラピストが認めたもののほとんどが
柑橘系でした。
ただし、中には低品質のものも出回っています。
例えば、浮遊物や沈殿物、ひどい場合には果肉のようなものが入っているオイルは
品質が非常に低いため、注意が必要です。
また、劣化しやすいため、開封後は半年以内に使い切りましょう。
ベルガモット
ラテン語名: Citrus bergamia
期待できる効能効果
- 不安やストレス緩和
- 抑うつの緩和
※注意点
光毒性がある。
皮膚に塗布して使用する際は、塗布後12時間、塗布した部分が日光に当たらないよう注意が必要。
スイートオレンジ
ラテン語名: Citrus sinensis
期待できる効能効果
- 疲れを癒す
- 抑うつやストレスの緩和
●その他
すやすやブレンド
柑橘系とフラワー系をブレンドした当店オリジナルの香りです。
香りの特徴
ベルガモット、ラベンダー、ホーウッド、マンダリンをブレンド。
ベルガモットの爽やかさの中に、マンダリンとラベンダーの甘い香りをさりげなく感じられる、スッキリした香りです。
睡眠だけでなく、リラックスしたい時にもオススメです。
●(番外編)自分好みの香りを作りたい方へ
アロマセラピストが睡眠にオススメの3種類をピックアップ。
単独で使っても良いし、
2種類、3種類をブレンドして自分好みの香りを作る楽しみ方も。
3種類を別々に購入するよりもお得です。
最後に
エッセンシャルオイルは薬ではないので、
病気が治ったり症状がすぐに改善するわけではありません。
さらに、睡眠の質が下がってくる原因はストレスだけではなく、
年齢的なものや運動不足、または何らかの病気が隠れていることもあります。
「ストレスかな」と決めつけず、
他の病気が隠れていないか、きちんと受診することも重要です。
その上で、適度な運動をしたり、
エッセンシャルオイルを活用してみてください。
それと、もう一つ。
いい香り~
そう感じることもとても大切だということは、
脳科学でも実証されています。
ぜひ好きな香りを見つけてくださいね。